2026/08/03(月)
首肩が痛い仕事の疲れ!利き腕と反対側が痛い本当の理由
カテゴリー:院長ブログ
「昨日、来院された患者さんが不思議そうな顔をしていました。『先生、右利きなのに左の首から肩にかけてが一番痛いんです。おかしいですよね?』と。
いえ、実はおかしくもなんともありません。
むしろ、デスクワークで集中している人ほど、利き腕の反対側にガタがくるケースは非常に多いんです。
毎日、何人もの体を触っていると、その方の『疲れの癖』が見えてきます。
よく動かす右腕ばかりに意識がいきがちですが、実はその陰で悲鳴を上げているのは、体を支え続けている反対側の筋肉だったりするわけです。
この記事では、仕事の疲れで首・肩が痛い、特に利き腕と反対側が痛い原因と、その負担を減らすための具体的な工夫についてお伝えします。

利き腕と反対側の首・肩が痛い仕事の疲れの正体
腕を支えるための「土台」が限界を迎えている
右利きの方がマウス操作や筆記をしているとき、右腕は自由に動いています。
しかし、その動きを安定させるために、体は左側の筋肉をグッと硬くしてバランスをとっているんです。
重たい右腕を振り回すための「重り」や「支点」として、左側の首筋から肩甲骨周りが常に緊張状態に置かれています。
動いている筋肉よりも、じっと耐えている筋肉の方が血流が悪くなりやすく、結果として左側に強いコリや痛みを感じるようになるのです。
無意識の「ねじれ」が引き起こす代償作用
パソコン画面に向かう際、多くの人は体がわずかに斜めを向いています。
利き手で操作しやすいように、無意識に上半身をひねっているからです。
このわずかな「ねじれ」を修正しようとして、反対側の肩が前に入り込み、巻き肩の状態が固定されてしまいます。
この不自然な体勢が数時間続けば、首の付け根に負担が集中するのは当然の結果と言えるでしょう。
仕事中の首・肩への負担を最小限にする対策
肘を「置く場所」を作るだけで緊張は解ける
利き腕と反対側の痛みを消すには、まずその「支点」としての役割を解放してあげることが重要です。
具体的には、左肘をしっかりとデスクや椅子の肘置きに乗せてください。
これだけで、左肩が腕の重さを支える必要がなくなり、首周りの緊張がふっと抜けるのがわかるはずです。
宙に浮いた状態でキーボードに手を添えるのが、一番の毒になります。
モニターの配置を「1センチ」左へずらす
もし左側の首が痛むなら、モニターの位置をあえて数センチ左側に寄せてみてください。
自然と首の向きが変わり、片側に偏っていた緊張が分散されます。
人間、正面を向いているつもりでも、体は楽な方へ逃げようとするものですから。
ほんの少しの角度調整が、積み重なる仕事の疲れを劇的に変えるきっかけになるんです。









