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股関節痛で歩くのが辛い時の対策!

整体院のドアを開けるなり、顔をしかめて「もう歩くのが嫌になる」とこぼす方がおられます。

かつては毎朝の散歩が趣味だったという方が、一歩踏み出すたびに股関節に走る鈍痛に耐えかねて来院されました。

階段の上り下りや、信号が変わる前の少しの駆け足さえもが恐怖に変わってしまう。

その辛さは、当事者にしか分からない切実なものです。

「年のせいだから仕方ない」と諦めるのはまだ早すぎます。

股関節痛で歩くのが辛いという悩みに対し、痛みのトリガーとなる筋肉の緩め方と、今日からすぐに実践できる具体的なストレッチ法を解説します。

 

股関節痛で歩くのが辛い原因は「関節」ではなく「筋肉」にある

 

腸腰筋の硬直が歩行を妨げる

 

歩く時に股関節の前側が詰まるような感覚があるなら、それは「腸腰筋(ちょうようきん)」がガチガチに固まっている証拠です。

この筋肉は背骨と足の付け根をつなぐ重要なインナーマッスルですが、デスクワークなどで座りっぱなしが続くと、驚くほど短縮してしまいます。

短くなった腸腰筋は、足を後ろに蹴り出す動作を邪魔します。

無理に足を動かそうとすれば、股関節に過度な摩擦が起きるのは当然の理屈。

つまり、関節を治療する前に、まずはこの「縮んだゴム」を伸ばしてあげることが先決なのです。

 

お尻の筋肉がクッション機能を失っている

 

もう一つの大きな要因は、お尻の筋肉、特に「中殿筋(ちゅうでんきん)」の機能不全にあります。

歩行時の衝撃を吸収するクッションの役割を果たすはずの筋肉が、筋力低下やコリによって働かなくなっている。

これでは一歩ごとに股関節へダイレクトに振動が伝わってしまいます。

来院される患者さんの多くも、お尻の横側を軽く押すだけで痛がる方があります。

ここを正しくリリースするだけで、足が羽のように軽くなる感覚を覚えるはずですよ。

 

整体師が勧める股関節痛で歩くのが辛い時の即効対策

 

股関節の前面を伸ばす三日月ストレッチ

 

まずは、最も効果を実感しやすい股関節前面のストレッチです。

床に片膝をつき、反対の足を大きく前に出します。そこからゆっくりと体重を前に移動させ、後ろ足の付け根がじわーっと伸びるのを感じてください。

呼吸を止めず、30秒キープ。これだけです。

この時、腰を反らせすぎるのは厳禁。お腹に少し力を入れて、骨盤を立てたまま行うのがコツです。これをやるだけで、翌朝の歩き出しの「グキッ」とする痛みが軽減したという声を何度も聞いてきました。

 

 

テニスボールを使った臀部のリリース

ストレッチが苦手なら、道具に頼りましょう。

テニスボールを一つ用意して、床に置きます。

その上にお尻の横側(ポケットのあたり)が当たるように横向きに寝るだけです。

自重を使って、痛気持ちいい場所を探しながらコロコロと動かしてみてください。

手で揉むよりも深く、そして的確に筋肉の深層部まで刺激が届きます。

お風呂上がりの体が温まっている時に3分ほど行うのがベスト。

無理に長時間やる必要はありません。

毎日の「少しの刺激」が、硬くなった筋肉を確実に溶かしていきます。

 

 

 

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