一度圧迫骨折を起こした痛みがあり、骨粗鬆症のリスクが高まる時期なので、再度の骨折や圧迫骨折が怖い
圧迫骨折を経験したあなたへ
再骨折が怖い痛みとの付き合い方と日常でできる対処法
はじめに:また折れるのが怖くて動けない…
「一度圧迫骨折してから、痛みで不安になる」
「骨粗鬆症の年齢だと言われ、次にまた折れるんじゃないかと思うと怖い」
そんな思いを抱いていませんか。
圧迫骨折は、一度経験するとまた骨折するリスクが高くなることが知られていますが、正しいケアと生活習慣の見直しで、そのリスクを下げていくことができます。
圧迫骨折後の痛みの特徴と注意点
圧迫骨折のあとに残る痛みは、「骨特有の痛み」と「かばい動作による筋肉や関節の痛み」が混ざっていることが多いです。
骨の痛みが強い急性期を過ぎても、姿勢が前かがみになったり、背中や腰まわりの筋肉がこわばったりして、慢性的な痛みとして続く場合があります。
ただし、急に今までと違う強い痛みが出た・じっとしていても耐えられない痛みがある・下肢のしびれや麻痺が出てきた、などの場合は、早めに医療機関で再骨折や別の疾患がないか確認することが重要です。

痛みを軽くするための基本的な考え方
痛みを軽くしながら再骨折を防ぐためには、次の3つの柱を意識すると行動しやすくなります。
-
骨を守る(骨粗鬆症の治療・栄養)
-
骨にやさしい動き方を身につける(姿勢・動作の工夫)
-
筋肉を弱らせない(安全な範囲での運動)
この3つをバランスよく進めていくことで、「怖くて何もできない」状態から、「気をつけながら動ける」に少しずつ変えていくことができます。
痛みの対処法①:日常生活での動き方の工夫
圧迫骨折後は、日常の何気ない動作が再骨折のきっかけになることがあります。
・急な前かがみやひねりに気をつける
床の物を取るときは、腰だけを曲げるのではなく、膝を曲げることを優先すること、テーブルや椅子など台を支えに使うなど、背骨への負担を減らします。
・重い物は持たない
買い物袋やペットボトルなど、重い荷物は小分けに、台車や宅配サービスなども積極的に利用しましょう。
・寝起きはゆっくり、横向きで起き上がる
仰向けから一気に起きるのではなく、横向きになってから腕で支えながら起きることで、背骨への負担を軽くできます。
今度の動作のクセを変えることは、再骨折予防だけでなく、日々の痛みの軽減にもつながります。
痛みの対処法②:筋肉を守る・育てるやさしい運動
「折れたら怖いから運動はしないほうがいい」と思われがちですが、骨粗鬆症の予防・再骨折予防には、筋力を保つことが必要です。
・椅子に座ってできる体操
軽くもたれ、背筋をゆっくり伸ばす、膝を片方ずつ伸ばすなど、脊椎に大きな負担をかけない運動から始めます。
・短時間のウォーキング
医師から許可が出ている場合は、体調に合わせて短時間の散歩を取り入れます。
骨に軽い刺激を与え、転倒予防のための筋力アップにも役立ちます。
・転倒しない環境づくりもセットで
家の中の滑りやすいマットを除く、段差や廊下などに手すりを設置するなど整備することも大切です。
転倒環境は大腿骨や脊椎の骨折の大きな原因となるため、「運動+整備」で再骨折を予防しましょう。
運動の内容・強さは、医師やリハビリスタッフ、整体・施術者と相談し、自分の状態に合ったものを選びましょう。
痛みの対処法③:骨を強くするための治療と栄養
一度した方は、その後の骨粗鬆症の治療とフォローが非常に重要です。
・医療機関での骨粗鬆症治療
カルシウムやビタミンDの吸収を高める薬、骨形成を進めるための投薬などにより、骨折リスクに応じた治療が行われます。
・食事で意識したいポイント
牛乳・小魚・大豆製品などのカルシウム、きのこ類や魚に多いビタミンD、緑の葉野菜に多いビタミンKなどのバランスをよく考えましょう。
治療・食事・運動を行うことで、再骨折の確率を引き下げられることが報告されています。
整体・施術でお手伝いできること
整体院・施術院では、骨粗鬆症特有の治療薬は扱えませんが、「痛みを軽くし、再骨折しにくい体の使い方を身につけるためのサポート」ができます。
-
背中や腰まわりの筋肉の緊張を和らげ、姿勢を整える
-
骨に負担がかかりにくい起き方や立ち上がり方、家事動作の工夫をアドバイスする
-
ご自宅でできる簡単な体操を、症状や骨の状態に合わせて提案する
「怖いから何もしない」ではなく、「怖さに配慮しながら安全に動く」ことを一緒に目指してゆく場として、活用していただければと思います。
再骨折の不安と、これからの生活
圧迫を経験すると、「もうずっと痛みは嫌だ」という気持ちから、どうしても慎重になりがちです。
その気持ちはとても自然なことであり、「弱さ」ではありません。
大切なことは、不安を抱えて一人で我慢し続けるのではなく、医療機関での治療、食事・運動、そして日常動作の工夫や整体などを組み合わせて、「再骨折を防ぎながら、今より少し楽に動ける体」を目指していくことです。
Posted: 2月 24th, 2026 under 院長ブログ.
Comments: none









