2024/02/24(土)
しゃがむ姿勢ができない子供が増えている!
カテゴリー:院長ブログ
しゃがむ姿勢ができない子供が増えている!
画像のようにかかとをつけたまま
(足裏全面が床についた状態)で
しゃがみ込み(そんきょ)のできない
子供が年々増加しています
柔道衣を着ていると帯も含めて
しゃがむのに邪魔になるのですが
この子はできています
本当は
もっと足を狭くして行うのですが
柔道着の関係で開いています
(普通の服を着ているときは足を開かずにできます)
多くの子供は
かかとを床につけたまま行うと
後方に転んでしまします
外国人の場合は
ほとんどできないようです
外国人の場合は
アジア人と違って
生まれ持った体格と筋力が違うので
日本人の方が影響が大きいです
(外国人のアスリートはトレーニングで柔らかくなっています)
かかとを着けたまま
しゃがむことができない原因は
足首が硬くなっているのです
足首が硬くなると
歩き方や姿勢に影響します
歩くときは
後方の足の最後の動きは
足首のあおりを使います
足首が硬いと
足首のあおりができにくくなるので
膝も高く上がりません
歩幅も狭くなります
そうすると
下肢の筋肉の動き(収縮)も
少なくなり
筋力の向上につながりません
走るスピードにも
影響することになります
当然
姿勢にも影響することになります
泳ぐ場合も
身体の柔軟性が必要で
水泳選手の足首は驚くほど柔軟です
トップでなくても
アスリートを目指すなら
足首の柔軟性は必要です
なぜこのようなことが
起こってきたのでしょうか?
それは
生活様式が変化してきたことによって
その現象が起こってきているのです
トイレが様式になったことで
しゃがむことが少なくなった
雑巾掛けをしなくなった
元々
外国人は様式トイレだったのと
日本のように
雑巾掛けをすることはなかったので
早くからしゃがむことが
できなかったのですが
日本人もそうなりつつあります
この状態は
子供ロコモの一つでもあります
子供のうちなら
改善もできるのですが
大人になると難ししいですね
子供をお持ちの方は
確認してみてください