2024/03/27(水)
子供の異常を見極める!
カテゴリー:院長ブログ
【子供の異常を見極める】
小学6年生男子
事情があって
しばらく練習をしていなかったのですが
小学生最後の柔道の大会なので
出場できるかみてほしい
という依頼がありました
しばらく練習していない事情とは
小学4年生から
野球教室の人数が足りないので
柔道とかけもちでいいから
入部してほしいと言われ
助けるために参加することになりました
しかし
柔道と同じ練習日なので
いざ入部すると
メキメキと実力がついたことと
練習や試合は人数が少ないので
休んでもらっては困ると言われ
柔道の練習には
ほとんど参加できなくなってしまいました
この子は
当柔道教室の同学年の中では1番手で
市民大会の個人戦では毎年優勝していました
たまに柔道の練習に参加しても
身体が覚えているのでしょう
多少はやりにくそうしているところもありますが
実力は十分です
2年間柔道の大会には
参加しなかったのですが
最後ということで参加の希望でした
大会前に柔道の練習をすると
実力は申し分ないのですが
足に何か違和感を感じました
聞いてみると
オスグッドということでした
オスグッドとは正式には
「オスグッド・シュラッター(シュラッテル)症」
と言って
成長期の小学高学年から中学生にかけて起こる
膝の症状です
野球ではキャッチャーを任せられる子供がいないので
主にキャッチャーをしていたということです
当然、膝には負担がかかるポジションなので
症状が出てもおかしくありません
実力がある子供ほど
我慢をして表に出さなかったり
言い出せなかったりします
そこで大事なのが
親や指導者が様子を見極め
早期に発見と対処をすることが
その後のアスリートとしての
活躍に影響してきます
特に
お父さん、お母さんは
一番身近な存在なので
気がついてあげてください